ZUND-BARでラーメン食べてミツマタの花を見に行った話【丹沢不動尻・七沢・広沢寺】
毎年、3月になるとSNSをにわかに賑わすのが、丹沢にあるというミツマタの群生地。
ミツバ岳というところが有名なのですが、そこよりもアクセスが良い広沢寺温泉の先にある不動尻というところに自生地があると聞き行ってきました。
ミツマタの群生、『百聞は一見に如かず』。これは死ぬまでに一度見た方が良いといっても過言ではありません。
本厚木駅からバスで広沢寺温泉へ
今回の目的地は丹沢の不動尻という場所です。
以前、キャンプ場があったそうでそこの跡地になります。今回は登山というよりも林道歩きがメインです。
公共交通機関で行くには本厚木駅から3分ほど歩いたバスターミナルからバスに乗り、広沢寺温泉もしくは広沢寺温泉入口というバス停から歩いていきます。
広沢寺温泉まで行くバスは本数が少ないです。今回は七沢行バスに乗り広沢寺温泉入口バス停で降りました。このバスは20分に1本程度でているので、時間をそこまで気にすることなく行けます。
新宿から小田急線や横浜から相鉄に乗る人は「丹沢大山フリーパス」を買うと200円程度安く行けるのでおすすめです。
雨が降ってきた
広沢寺温泉入口バス停を降りるとすぐにセブンイレブンがあります。行動食や飲み物を買うに便利。この後の道のりにはお店は全くないので、ここで事前準備をしておきましょう。
セブンイレブンで飲み物を買い、ついでにアメリカンドッグも買って「さぁいこう!」と思った矢先、雨が本降りに。
天気予報ではにわか雨が降るということでしたが、見事に雨のタイミングになってしまいました。小ぶりだったら突き進むのですが、結構な本降りの雨。
雨宿りできないかと見まわしていたところ、
「ZUND-BAR」の看板が目に映るました。
あっ!あれは!
ZUND-BAR
ZUND-BARとは、知る人ぞ知るといっても結構有名なラーメン屋さんです。ZUND-BARは聞いたことはなくても「AFRI」は聞いたことある人は多いと思います。
ZUND-BARはそのAFRIの1号店。そして、AFRIのセントラルキッチンもここにあるそうです。
早速入店してみます。
店内はラーメン屋さんとは思えないおしゃれさ。バーカウンターもあるのでバーといわれても違和感ありません。
そして、頼んだラーメンがこちら。
ZUND-BAR CLASSIC。まずは素ラーメンとして食べ、その後、別についているトッピングを自分の好きなように乗せていきます。そして、別盛りのトッピングの下にはごはんは入っているので、チャーシューごはんとしても楽しめる。一挙両得な一品です。
神奈川淡麗系といわれるだけあって、あっさり系です。個人的にはAFRIより味がはっきりしているなとおもいました。ラーメンはこうでなくちゃ、こういうのでいいんだよ、という味でとてもおいしかったです。やっぱり、ラーメンはあっさりがいいです。
逆に、家系とか二郎系とかが好きな人には物足りないかもしれません。
雨が止んだのでスタート
ラーメンを食べ終わると雨がやんでいました。ラーメンを食ったら帰ろうとおもっていたところなので、とてもついている。そして、帰りにZUND-BARをみたら行列をしていたので、ナイスタイミングで雨が降り、ラーメンを並ばずに食べられたので、これもまたラッキー。今日はいいことありそうです。
まずは、歩いて広沢寺温泉までいきます。
広沢寺温泉は玉翠楼という一軒宿の温泉とお寺があります。お宿では日帰り入浴もやっているようです。
そして、わりときれい目なトイレも駐車場の脇にあるので寄っておきましょう。ここから先にもトイレはありますが、簡易トイレのようなものですので、ここで寄っていくことをおすすめします。
広沢寺温泉を進み川沿いにグングン進んでいくと分かれ道に出ます。
今回は門がある方ではない道をまっすぐ進んでいきます。ここら辺はクライミングスポットとしても有名みたいですね。それにしても熊注意の看板がこわい。
ここから本格的な林道の始まりです。でも、林道といえども、ほぼ舗装されています。
登りの連続
林道をずっといくから平らな道をラクチンハイキングかとおもっていたのですが、それは大間違い。とにかく登りの連続です。
登り道。とにかくずっと登り道。
明かりがないトンネルも出てきました。ライトは持って行かなくても反対側が明るいのでなんとかなります。
トンネルあたりまできて、林道の約半分くらい。でも、トンネルを過ぎると登り一遍の道も終わりです。
トンネルを過ぎると丹沢の山々が見えました。
3月だというのに前日に降った雪のせいで真冬の山のように雪化粧。まるで粉砂糖を掛けたようです。
風景を楽しんでいる間に、ミツマタの小さい群生が見えてきました。
いい匂いもしてとてもきれい。
ミツマタの小さな群生地を過ぎて少し進むと
「ちょっとこの橋、落ちないですかね。」とか思いながらわたりました。
渡り終わって、上を見上げると。
「わぁ!」
美しさに息を呑んでしまいます。
桃源郷のよう
まずはこれを見てください。
山肌いっぱいにミツマタの花です。とてもきれい。そして、いい匂いもします。
まるで夢の中にいるよう。
ミツマタとは中国・ヒマラヤ地方が原産のジンチョウゲ科の植物。和紙の原料になります。そして漢字で書くと三枝、三又とも書く。漢字の通りどの枝も必ず3つにわかれていました。
花も枝が3つに分かれた後に咲いています。
奥までずーっとミツマタです。ここのミツマタは植えたのではなく自生しているというので驚きです。
ミツマタの花を充分に堪能した後、同じ道を戻って帰りました。
ミツマタを見にいってみて
SNSで話題になっていたミツマタ。写真で見るよりも実物を目で見る方が感動が数倍上だと思います。
ここ丹沢の不動尻にあるミツマタは登山をしなくてもみれるので、おすすめのポイントです。そして、まだ、花が咲ききっていない斜面もありましたので、これからでも充分間に合うと思います。
この群生はぜひ見てもらいたいです。感動します。
林道歩きですが、たまに足場の悪いところもあるのでトレッキングシューズで行った方が良いと思います。
今回はこのレンズとカメラで撮りました。
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この登山靴を履いていきました。