秦野の弘法山でトレランの練習し温泉に行く
段々寒くなり、標高の高い山は霜が降りるようになってきました。霜が降り始めると登山道はぐちゃぐちゃ。そして、たまに地面が凍結していて滑ったりもします。(実際、凍結した地面でコケて腕を骨折した経験あり)
もっと標高の高い山は雪が積もり始めますが、まだ雪岩ミックス状態でヘタレ登山者にはちょっと危険。
そんな日は低山で体力づくりのためにトレイルランニング(以下、トレラン)もしくは早歩きでファストハイキングの練習をして体力維持をするのはいいかもしれません。
というわけで、秦野にある弘法山を縦走ハイキング兼トレランの練習をしてきました。
小田急で秦野駅へ
丹沢山塊の前衛峰ともいえる弘法山の最寄りの駅は小田急線の秦野駅です。秦野駅の中にはスーパーもあるのでそこで食べ物や飲み物も購入できるのでふらっと行くにもいい山です。
しかも、登山口まで駅から徒歩で行けるのでアクセスも抜群に良い山です。弘法山一帯が弘法山公園という風に整備されています。
春になると桜が咲いたり、秋は紅葉と地元の人に愛されている山のようです。
テクテク歩いて登山口へ
秦野駅の前にはおしゃれな橋が架かっています。ちょっとした広場のような橋です。
橋には河原に降りることができる階段がありました。早速おりてみましょう。
河原は舗装されていて歩きやすいです。水無川というわりにはこの日は水がたくさん流れていました。
河原ではヨガをやっている人もいたりしてなんとものんびりした雰囲気です。
セブンイレブンで買い出し
秦野駅から登山口に行く途中にセブンイレブンがありました。
飲み物を買い忘れていたので購入しました。自分が見る限りでは登山口までにあるコンビニはここだけなようなので、何か買い忘れたらここで買うといいと思います。
登山口にはこのように大きな看板があるのですぐにわかりました。
早速準備運動をして、登山開始です。
1座目登頂
登り始めから結構な急坂です。そして、道幅もせまいのでここはウォーミングアップがてらゆっくり行くことにしました。
えっちらおっちら登ること約10分弱で最初の山を登頂です。
山頂は広場になっています。ここでベンチもあるのでここでのんびりするのもいいですね。
おや、なんだか人だかりがあります。行ってみましょう。
景色が綺麗
人だかりができていたのは、こんな理由からでした。
じゃーん
なんと富士山が真ん前に大きく見えるのです。寒くなってくると空気が澄んでいるのでこんなにもきれいに景色が見えます。丹沢から富士山まで絶景のオンパレードです。
2座目登頂
絶景をあとにテクテク進んでいきます。
ここから少しの区間、道幅が広くなるのでジョギング開始です。
でも、すぐに道幅が狭くなるのでまずは足慣らしという感じです。
そして、テクテク進むこと10分くらいで次の山、権現山に登頂です。
権現山には変な形の展望台があります。
早速登ってみると
伊豆大島や大山が見えてここからの眺めも絶景です。
ここから走りやすい
権現山を過ぎると道幅が急に広くなりとても走りやすくなります。
トレラン入門にもってこいのコースです。そして、人がいても抜きやすいのでここから走ってみることにします。
今日はトレラン側の立場ですが、普段登山者の側から言わせてもらうとやっぱり狭い登山道で全力で走ってくる人は怖いです。最近はマナーのいい人が増えてきていますが、それでも狭いのに立ち止まらず山側から抜いていったりして、こっちが押されて崖に落ちそうになるってこともあったりします。
なので、山道を走る際は前に人が見えたら歩く、そして抜いていくときは声をかけるっていうようにしています。
そして、狭い登山道ではできるだけ歩くようにしています。
権現山から先はしばらく広い道が続きます。
木々の中をきもちよく走り抜けることができます。ここらへんは平らなのでもはやジョギングです。
そうしているうちに上り坂に差し掛かります。
ここは木で舗装されているのですが、この木の部分が濡れていてとてもすべります。ここは気を付けてあるかないとすっころびます。
3座目登頂
弘法山へ到着です。弘法山には鐘があったり井戸があったり、お堂があったりと今までの山頂とは趣が違います。
井戸の水で手を洗ったりしながらしばしの休憩。井戸の水はそんなに冷たくなかったです。夏来たときは冷たいと感じたのに不思議。ということは通年同じくらいの温度なのでしょうか。
4座目登頂
弘法山をあとにし、ぐんぐん進んでいきます。ここから先はまた登山道がせまくなるので早歩き程度で進んでいきました。途中何か所か東海大学前駅へ抜けられる道もあるので、足が痛くなったときとかエスケープルートがあるのもトレラン入門コースとしてお勧めできるポイントです。
ということで今回の縦走の最後の山。吾妻山に到着です。
ひとんちの庭へ下山
吾妻山からは細いなだからかな山道をぐいぐい進んで下山です。
道幅は細いのですが比較的歩きやすいので家族連れなどもみかけました。
弘法山にくるときは登山靴じゃなくてスニーカーでも充分です。山登りをしない人を初めて連れていく山にピッタリだと思います。
そうこうしているうちに下山です。
なんだこれ。ほぼひとんちの庭を突っ切る登山道。ここがれっきとした登山道。でもドキドキしちゃう登山道です。
鶴巻温泉駅側から来る人は登山口を見つけるのに苦労しそうな感じです。
温泉へ
縦走完了したので最後の目的地へ向かいます。
登山口から歩いて5分ほど。
公営の日帰り温泉です。
ここは大体いついっても登山帰りの人で混雑していてのんびりできないイメージがあったのですが、今回は空いていました。
というのも、大体大倉尾根など塔ノ岳や丹沢から下山した人が立ち寄るのがこの弘法の里湯。
ということなので、その人たちが下山する前に来れば空いているのではないかと考えました。今回着いたのは11時ごろ。
みごとに予想が当たり、地元の人しかいなくゆったりとお湯に入ることができました。
弘法の里湯に行くなら午前中! 午後は混雑します。
ここの温泉は源泉が二つあるそうです。もともとここで宿をやっていた源泉と新たに掘り当てた源泉の二つ。あとから掘り当てた方は駅前の広場で手湯になっています。
ナトリウム塩化物温泉ということで、体がいつまでたってもポカポカポカポカします。
温泉に行くと必ず温泉の成分掲示を隅から隅まで見るのが好きなのですが、この気持ちわかる方いらっしゃいますか?
空いている温泉でのんびりあったまったところで、お腹もすいたので腹ごしらえ。
2回には大広間もあってお酒とおつまみも売っています。しかし、今回はここにはいかず1階のお食事処に行ってみました。
ここの蕎麦がおいしいという噂を聞いていたので、食べてみることにします。
意外や意外。とてもおいしかったです。そばは歯ごたえがしっかりしたタイプ。そして、汁は味が濃いめの辛口。江戸前って感じで、汁を麺にたっぷり浸すのではなくそばをチョイチョイとつけて食べた方がよい濃さです。
お湯で癒され、お腹も満たされたので帰宅です。これでもまだ12時過ぎ。午後からたっぷり他のことができる時間帯ですが、充実感もいっぱいです。
今回の装備
今回はトレランの練習ということでトレランシューズを履いてきました。
モントレイルのハバダ。この靴はトレラン初心者におすすめの靴だと思います。
履いた感触はランニングシューズと同じようにクッション性があります。そして、普通のランニングシューズと違ってかなりグリップ力があります。
スニーカーのように街でも歩きやすく、山道でも走りやすい。おすすめの一足です。
最近はハバダがアップデートしてこの靴になったみたいです。