【マグロとのふれあい】関東ふれあいの道 油壺・入り江の道【バブルの残り香】
関東ふれあいの道 神奈川県の2番目のコース『油壺・入り江の道』を歩いてきました。
1番目のコース『岩礁の道』でゴールが出来ずに心が折れかかっていましたが、暖かくなってきたので、関東ふれあいの道めぐり再開です。
この『入り江の道』は三崎港から始まり、ゴールは油壺です。コースのすべてが街中の舗装路を歩いていくので、ちょっとしたお散歩気分で歩くことができます。
そして、三崎港でおいしいものを食べ、ゴールの油壺で楽しむというふれあいの道歩きプラスαを楽しむことができますよ。
今回の道の要点はこちら
- 舗装路なのでスニーカーでOK
- 歩きやすい道で歩道もあるので小さい子もOK
- 三崎港でグルメを味わえる
- 途中にオシャレカフェもあり。
- ゴールの油壺には水族館もあるよ
- マグロきっぷを使って行くのがオススメ
というわけで、旅の始まりは三崎港から はじまりはじまり。
スタートは三崎港
入り江の道のスタート地点は三崎港のバス停が設定されています。
まずは京浜急行に乗って三崎口に行きそこからバスに乗って三崎港まで行きましょう。
三崎港に行くならということで、今回も京浜急行の『みさきマグロきっぷ』を購入。
京浜急行の往復・三浦地区のバス乗り放題とお食事券・お土産券がついてお得です。
どこで、お食事カードとお土産カードを切るかを考えながら進んでいきましょう。
スタート前の寄り道
スタート地点から目と鼻の先。もうすでに見えている魅力的な施設。
その名も「うらり」正式名称:三浦フィッシャリーナウォークうらり
うらりのほとんどが「うらりマルシェ」という市場のようなものになっています。おいしいものがあるに違いない!
旅の前に腹ごしらえするために「うらり」にぶらりと立ち寄りましょう。
1階が魚介類の売り場になっており、2階に野菜売り場とちょっとしたカフェがあります。
1階にはおいしそうなマグロだらけ!ちなみにうらりでもまぐろきっぷのお土産券がつかえますので、ここでカードを切るか迷うところです。
しかし、今回はお土産券を使わずにおいしそうなものを二つ買いました。
その1:まぐろまん
その2:まぐろメンチ
まぐろメンチなどを売っている売り場のおば様の「よどみなく常に流出し続ける言葉の大噴出」に若干驚きを感じつつ購入しました。すごいんだから。
2階のテラスでモグモグ食べていたら、あれよあれよという間に頭上に「とんび」が集合しているじゃないですか。このまま食べ続けているととんびの急降下攻撃を受けることになるので一目散に退散です。海沿いでおいしいものを食べるときにはとんびには本当に注意です。鋭い爪でケガをしてしまいますよ。
さぁ、出発だ
うらりでたらふく食べてお腹いっぱいになったところで、帰ろうかとおもってきたのですが、今回の目的はグルメでなくて関東ふれあいの道。
ということで、気を取り直して出発。
まずは道沿いに進んでいきます。最初の方は車どおりが少ないのですが、歩道が整備されていないので、車に気を付けて歩きましょう。
漁港町特有の雰囲気:魚加工場があり、魚問屋がありで、「あぁ、なんか旅にきたのだ」という感情が湧きだす雰囲気と匂い。漁港には漁船としてはちょっと大きなマグロ漁船がみえてきます。
入り江の道
入り江の道というだけあって、ちょっと進むと次の入り江と次々に入り江がやってきます。最初のうちは入り江のほとんどが漁港になっていて、ここは漁業の街なのだと再認識します。
防波堤で釣りをしている人なんかもいて海に来たのだなーとしみじみ。
ちょっと漁港におりて、海の近くまで行ってみると小さい魚がちょろちょろと泳いでいるではありませんか。小さすぎて写真に撮ることはできませんでしたが、自然界で泳ぐ魚をみてなんだか感動
グネグネ断層
道をテクテク歩いていると海の反対側にある陸地はなんだか崖になっているところが多いです。急に切り立って海になっているような感じです。
そこで変な崖を見つけました。
なんだか地層がグンニャリ曲がっている不思議な地層です。ここは神奈川県指定の天然記念物になっているそうで、その名も「三浦市海外町のスランプ構造」というそうです。スランプ構造とはwikipedia先生によると「主に海底における地すべりによって形成された構造のこと」だそうです。このうねうねは結構地質学的に重要なものみたいです。このうねうねを過ぎてすこしすると街並みが少しづつ変わってきます。
バブリータウン
スランプ構造を過ぎると道は行ったん海沿いから離れ丘を登っていきます。
今までの雰囲気とは打って変わってなんだかオシャレタウン。
ここから漁港の雰囲気が一切なくなってバブル期をまだひきづっているような雰囲気に街は変貌していきます。
諸磯湾
丘の上のバブリータウンを抜けまた入り江沿いにおりてきますと、そこはびっくりヨットハーバー。
立ち並ぶヨットの数々。お金持ちの象徴です。
丘の上には別荘のような建物。どんな悪いことをしたらこんなぜいたくな暮らしができるんだろうか。
そして、諸磯湾の横にはおしゃれなカフェがあるのですが、しばらく休業中みたいでお休みでした。
以前行ったときにケーキを食べたのですが、それはそれはおしゃれでおいしいかった。また行きたいな。前に食べた時の様子はこちら。
油壺湾
諸磯湾を過ぎると油壺湾に差し掛かります。ゴールまであとすこし。
この油壺湾は神奈川ふれあいの道のお題である写真スポットですので、ゴール認定を目指している方はここで自撮り画像を撮りましょう。
油壺マリーナではなんだかヨットが空を飛んでいました。
ゴールまであと少し
のんびり坂を登りながらゴールを目指します。
個人的、郊外街あるあるだとおもっているのですが、郊外にはなんだか個性的なお店が多い気がします。油壺にも例に漏れず変なお店がありました。
どうもカフェのようなんですが、ごちゃごちゃしていて入店する勇気がありませんでした。なんだろう。このあやしさ。
そして、もうひとつの郊外街あるある:オシャレかつ珍しいお店がある。
油壺のオシャレなお店はこのパン屋さん。
なんかへんてこな太陽マークがオシャレ上級者な感じがしますね。ここでパンを買ってみたのですが、プレッツェルなど珍しいパンがたくさんありました。そして、味もとてもおいしいです。ここでパンを買って海沿いで食べたら、それだけでオシャレ上級者になれる気がします。
そして、ゴール
パン屋さんからテクテクまっすぐ歩いていくとすぐにゴールです。
ゴールは油壺のバスターミナルです。
バスターミナルにはいつの時代にか作られたであろうあの日のマーメイドが掲げてありました。ノスタルジー。
ノスタルジーといえば、こんなお土産物屋さんもゴール地点にありました。
ここも閉まっていました。
そして、ゴールはこちら。
ゴール後のお楽しみ
ここで、今まで温存していたまぐろきっぷのお食事券のカードを切る時がやってきました。
油壺のバス停のすぐ近くに京浜急行が運営するホテル「油壺 観潮荘」があります。ここは海に見える温泉で日帰り入浴ができたりしますが、今回はお食事処の「潮彩」でまぐろきっぷを使うことにします。ちなみにまぐろきっぷのお土産券で日帰り入浴もできるので、すべてここで放出するのもいいかもしれません。
そして、今回まぐろきっぷで食べたのはこの海鮮丼。
見てくださいこの脂の乗っているトロを。そして、他の魚もどれも新鮮。どれも新鮮なせいかクサみもなくとってもおいしかったです。そして、醤油がちょっとあまい味がしてそれもまた魚介類にとてもあっていておいしいものでした。
今回は使いませんでしたが、お隣にある油壺マリンパークという水族館の入場券にもマグロきっぷのお土産券は使えます。
油壺・入り江の道を歩いてみて
油壺入り江の道は関東ふれあいの道にしてはめずらしく舗装路だけで出来ているので、とても歩きやすいです。
ゴール地点もスタート地点も観光地ですので、スタート前の楽しみもあり、ゴールしてからの楽しみもあって飽きない道だだと思います。
また、油壺からスタートして三崎港をゴールにすると三崎港で海の幸や城ケ島に足を延ばして観光もできたりするので、そっちもおすすめですよ。
関東ふれあいの道 ①はこちら