【関東ふれあいの道神奈川県3】荒崎・潮騒のみち【引き潮を狙え】
神奈川ふれあいの道の完歩を目指すシリーズ第3弾
今回は『荒崎・潮騒のみち』を歩いてきました。
今回は三浦半島の西側を歩きます。神奈川県によりますとこんな感じだそうです
和田長浜の砂浜と荒崎の岩礁に砕ける白波が対照的な、相模湾の海岸をたどるコースです。荒崎からは相模湾の向こうに箱根や富士山が望めます。
【7.7キロメートル、所要2時間15分】
海岸をたどるコースというと一番最初に歩いた『岩礁のみち』を思い出します。
今回も海岸の荒岩と荒波に悩まされてしまうのかとドキドキです。
今回の要点はこちら
- 海岸が一部岩場なのでしっかりとした靴を履こう
- 砂浜も歩くので通気性が良い靴だと砂が入ってくるよ
- 途中にカフェとかあまりないので水分と行動食を用意
- 満潮・高潮時にはコースが水没するので注意
- マグロきっぷを使って行くのがオススメ
今回はどんな旅になるのかなー
旅のスタートは三崎口駅から
今回も旅のスタートは三崎口駅からです。
京浜急行に乗って三崎口まで行きそこからバスでスタート地点まで行きます。
おすすめはまぐろきっぷ
京急とバスに乗ると言ったらもちろん『三崎まぐろきっぷ』を買っちゃいましょう。
もしこの次のコースを続けて歩く場合にはおすすめできませんが、1日1コース派で完歩後も楽しみたい場合には『三崎まぐろきっぷ』を買うことを強くおすすめします。
歩いてカロリーを消費した後、うまいものを食う。そうです運動後のカロリー摂取はもはや「0キロカロリー」ですね。
矢作バス停からスタート
三崎口駅のバスターミナルからバスに揺られてスタート地点である矢作バス停を目指します。
バスターミナルの3番乗り場から「荒磯」方面に行くバスに乗ります。ただし、「ソレイユの丘」方面に行くバスは直行便や急行便が多く、目的の「矢作バス停」には止まらないので注意をしてください。
矢作バス停は2個目のバス停なので10分弱の乗車時間です。歩いていこと思えば行ける距離ですが、今後のために体力を温存していきましょう。
三浦半島らしい住宅街を抜けて
バス停を降りるとすぐに関東ふれあいのみちの看板があります。
関東ふれあいの道はスタート地点や分かれ道に迷わないように道標があるのがいいですね。
ふれあいの道はバス停を降りてすぐ大通りと分かれ住宅街の裏道へと入っていきます。
大根の出荷
海っぽい街並みだなと思って歩いていると珍しい光景を目の当たりにしました。
トラックいっぱいにつまった大根の箱。これ全部大根だなんてびっくりです。
三浦半島の農作物といえばキャベツやスイカのイメージですが、大根も有名みたいです。三浦大根。
そして、出荷準備のこんな光景も見かけました。
出荷準備でしょうか。こんなにみっしり大根が積まれている光景ってあまりみたことないですね。面白い光景。
さすがふれあいの道です。今回は農作物とのふれあいでした。
海っぽい街
言葉では表しにくいのですが、なんか海っぽい街並み。湘南とか外房とかに共通しているブロック塀で囲まれていて漁業関連っぽいお家だったりお寺がある街並み。そんな街中の路地を歩いていきます。
海っぽい街って大体すぐそばに崖が迫っていて海岸と丘の間の平地に家や畑が密集しているという感じですが、ここら辺も例にもれずそのような地形でした。崖には擁壁があるのですが、面白い絵が描いてありました。
マンボウと泳ぐ人の壁画。これ以外にもいろんな魚や鳥が壁に描かれていました。海っぽいですね。
海岸沿いを歩く
住宅街を抜けるとコースは海沿いに出ます。まずは砂浜歩き。
砂浜にスニーカーを履いていくと砂が靴の中に入ってきて結構不快ですので、ここはトレッキングシューズなど防水がしっかりしていて通気口がない靴がオススメです。
砂浜を歩く
このおもむきのある道を抜けると海へと出ます。竹藪がトンネルみたいでなんだかいいですね。秘密の通路みたいです。
そして、この秘密の通路を抜けるとドドーンと海がでてきますよ。
この日はご褒美かのように富士山がくっきりハッキリ見えていました。
いつ見ても富士山は良いものですね。富士山が綺麗に見えるとなんだか元気になれる気がします。
そして、ここらへんから海岸が始まります。
比較的歩きやすい海岸
まずは遠浅の岩々した海岸です。ここら辺は岩場に高低差もなくちょっと足元に注意するだけで歩けるので比較的歩きやすいです。
引き潮の時には潮だまりができて、小さな魚やカニ、ヤドカリなどを観察することができます。しばらく海の生き物たちを眺めてしまいました。
潮だまりを眺めながらテクテク進んでいくと今度は砂浜になります。
ここら辺は水もきれいでとても美しい海岸でした。季節外れの砂浜って人がいなくてなんだかとてもいい雰囲気ですよね。ここらへんも夏になると人があふれるのでしょうか。なので、真夏にこのコースを歩くことはあまりオススメできなさそうです。何より真夏にこんなところ歩くと熱中症になってしまいます。
岩々した道
歩きやすい砂浜を抜けるとだんだんと岩々した道になってきます。
この日は引き潮だったので、比較的歩きやすかったのですが潮が満ちていたら歩いているところが濡れたりして歩きにくいかもしれません。やはりきちんとした靴を履いていくことをおすすめします。
歩いているとウミウがいました。
ウミウがいたり、とんびがいたり他にもいろいろな鳥を見ることができましたので、バードウォッチングをしながらあるくのも楽しいかもしれません。鳥の名前がよくわからないので鳥の図鑑みたいなものを持っていって確かめながら歩きました。
この野鳥図鑑を使っていますが見やすくてオススメです。海に山に街に大活躍です。
砂浜と岩場を繰り返す
岩場の道を抜けると小さな漁港のようなところにでます。ここらへんは若干道がわかりにくいのですが、そういうところにはキョロキョロすると必ず道標があるので探してみてください。
道標を抜けて階段を上がるとすごく細い道にでます。
まるでとなりのトトロかのような階段を降りていきます。ここは本当に正規のルートなのかなとか思ってしまいますが、れっきとした関東ふれあいの道です。
すごく細い階段を抜けるときれいなビーチに出ます。
お金持ちの別荘のような建物の前のビーチを横切ります。ここはプライベートビーチのような感じもしますが、ここもれっきとした関東ふれあいの道のコースです。
証拠はこちら。
ここから先も岩場と砂浜を繰り返してコースは続いていきます。
手を使わなければ登れないような岩場も出てきたり、崩壊している橋があったりと結構ハードなコースになってきます。ちびっこが歩くのはちょっと難しいかもしれません。
この岩の隙間に入る時も岩をよじ登ってたどりつきます。そして、満潮の時は岩の隙間の直下くらいまで海水が来るみたいです。波が高かったらかかっちゃいそうですね。
この橋は一部崩壊してはいますがまだいい方でもっと崩壊している橋もありました。今回は海水がなかったので難なく通過できましたが、満潮になったときには結構大変かもしれません。
写真を撮り忘れる
今回のコースの写真撮影ポイントは『荒崎の弁天島』というところなのですが…
引き潮過ぎて、もはや島ではなくなっていました。ということでうっかり写真を撮ることを忘れてしまいました。
この長いコンクリート橋のところから弁天島に向かって自撮りをするのが正解のようです。
このコンクリート橋を抜けると荒磯公園という公園にでます。トイレもあるし自販機もあるので休憩スポットにちょうどいいです。
街中を抜けてゴールへ
荒磯公園をすぎるとコースは漁港を横目に歩いて進んでいきます。
漁具が置いてあったり、海藻が干していたりと海って感じが本当にいい感じですね。
遠くまで来ていないけどどこか遠くに行ったような旅情感がありますね。
漁港を2か所ぐらい過ぎるとだんだんとコースは海から離れていきます。
最終的にはただの住宅街練り歩きという感じになって関東ふれあいの道感が減ってきます。
若干、この部分は省いてもいいのではないかと思いますが、きちんとゴールするために歩きました。
住宅地をテクテクあるいて最終的にゴールはこちら
陸上自衛隊の駐屯地の前がゴールとなっています。
特にゴール地点に感動するものもなく淡々とゴールです。
この近くのバス停は「みさきまぐろきっぷ」の範囲に入っていないのでちょっと戻ったバス停からバスに乗って三崎口駅まで戻ります。
三浦漁港までバスで行く
三崎口駅まで戻りましたが、まぐろきっぷのお食事券とお土産券をまだ使っていません。
ということで、おいしいものを食べるために三崎港までいきましょう。
バスに揺られ30分、このバスもまぐろきっぷで乗れちゃうので便利ですね。
まぐろきっぷのお食事券を使う
まぐろきっぷのパンフレットを見ながら迷った結果、今回はこのお寿司屋さんに行くことにしました。
鮨処魚音さんです。
ここでは「まぐろ三昧丼」というものがまぐろきっぷで食べることができます。
まぐろ三昧だなんてマグロ好きにはたまらない響きですよね。
そのまぐろ三昧丼がこちらです。
まぐろのづけ、まぐろのユッケ風などからなんと「心臓」「胃」「卵」など普段食べられない珍味が乗っていて本当に「こりゃまぐろ三昧だ」という感じのものでした。
どれもいろいろな味わいや歯ごたえがしてとてもおいしいものでした。無言でパクパク食べてしまいましたよ。
まぐろきっぷで何を食べようか迷っているときはここおすすめですよ。
まぐろきっぷのお土産券を使う
お寿司を食べてお腹いっぱいになってしまったのですが、甘いものは別腹なのでお土産券を使っておやつを食べに行くことにしました。
おやつはこちらで買いました。
ミサキドーナツさんです!
ここもまぐろきっぷのお土産券でドーナツがもらうことができます。
たくさんドーナツがあって迷っちゃう。
いろいろと迷った結果、今回はこのドーナツを購入しました。
レモンクリームチーズのドーナツです。ここのドーナツはフワフワドーナツでとてもおいしかったー。砂糖がポロポロ落ちるので気を付けて食べましょう。
ちなみにまぐろきっぷのお土産券を使うとドーナツだけじゃなくいろいろもらえますよ。
ドーナツ1個・ドリンク1杯+トートバックまで貰えちゃうのです。
とてもかわいいミサキドーナツのキャラが書いてあるトートバックです。2種類の中から選びます。
おいしいものをたらふく食べられてまぐろきっぷって最高だなー。
荒崎・潮騒のみちを歩いてみて
前回の「油壺・入江のみち」は結構ラクラクだったので、今回もラクラク歩けるかなと思たら、神奈川ふれあいの道特有の海辺の洗礼を受けてしまいました。
なかなかハードコースで歩き甲斐もあるので他のコースと合わせて歩くよりここだけ歩いた方がいいかもしれません。
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