STAY HOMEや山に行く途中におすすめ。山好きが読んで楽しい山が出てくる本や漫画【小説・マンガ】
お題「#おうち時間」
ぼこくん、公共交通機関で山に行く途中や
雨の日のおうちで巣ごもりのときにおすすめの山の本とかマンガってない?
難しい本から読みやすいものまでたくさんあるよ!
今回は気軽に読めるものでお願いします!
ということで、今回は個人的におすすめしたいマンガや小説をご紹介します。
ガッツリ山に関係するものから山にちょっとだけ触れているものまでジャンルは様々です。
ご紹介するまでもないメジャーな山にまつわるマンガ・小説
どれも超有名作品だねー
話すまでもない作品だけど、個人的に魅力に感じたところを紹介していくね
ヤマノススメ
『趣味×ゆるふわJK』の先駆け的存在。もう何か語るまでもなくご存じな方も多いこの作品。
自分はアニメから入り、原作も読みました。
アニメは5分アニメから始まり、人気の増加に伴い放送時間も増えて、3期まで放送されました。
個人的に問題だと思うのが3期。見終わった印象が『終始、あおいとひなたがケンカしてた』しか残っていません。ヤマノススメなのに山の印象がほぼない3期
原作でもケンカのシーンはあるのですが、雨降って地固まる的な感じで結構さらりと書かれています。
アニメしか見てない人は原作版をぜひ読んでもらいたいです。アニメ監督が我を出して改変した部分を比較して楽しむのもいいでしょう。
原作版ではあおいとひなた以外の登場人物にもスポットライトが当たっていて、トレランからガッツリ登山まで様々なシーンが出てくるのでおすすめです。
山と食欲と私
『山と食欲と私』はタイトルどおり山ごはんを中心に単独登山女子(山ガールではない)の日比野鮎美の登山にまつわるストーリーを中心に話が展開していくマンガです。山ごはんに力を入れている人にはバイブル的なマンガです。
(自分はめんどくさいので山ごはんはカップラーメンですましちゃう派)
山ごはんは大体1話1食でてきますが、手の込んだものばかりでなく、炊いたご飯に天かすかけちゃったり、ラーメンにウインナーをぶち込んだだけという手軽?なメニューもでてきます。
マンガだけでなくレシピ本も2冊でています。山で食べるだけでなく普通に家で作るごはんに使えるようなメニューもあるので買って損はないと思います。
山ごはんだけでなく、山のルートも結構参考になるのが多いので聖地巡礼登山なんかもおすすめですよ。自分は鮎美がリハビリ登山に選んだ箱根旧街道のトレッキングを今度行ってみたいと思っています。
ゆるキャン△
ソロキャンパーの『志摩リン』と騒がしい娘『各務原なでしこ』を中心になでしこが入部した野外活動サークル「野クル」のメンバーなどとキャンプをするお話。
ゆるキャン△というタイトルですがキャンプ自体は結構ガッツリキャンプ。主人公たちが住む山梨や長野を中心に話は進んでいきます。最近は伊豆方面まで進出。
アニメ化もされていて2期の放送も決まっています。
そして、実写化もされて2020年冬クールでドラマが放送されていました。
実写の出来はアニメをよく研究していてむしろアニメリスペクトでよくできているという感じでした。ただ、アニメではあまり思わなかったのですが、実写化されてみると「なでしこ」のやばい人間っぷりがヒシヒシと垣間見えてきます。
マンガ版の方がアニメのキャラよりちょっと萌え感が少ない気がします。
日本百名山
みなさんご存じの深田久弥の日本百名山。深田久弥というおっさんが個人的に選んだ 100座の山がここまでいろんな人々を引き付けているのは個人的には不思議でしかたないです。
ただ、「百名山をやっている」という人で深田久弥の日本百名山を読んだことあるっていう人は少ないような気がします。
個人的な意見ですが、百名山って「やる」ものなの?スタンプラリーなの?
ぜひ、百名山をやっている人には、山に登る前にその山の一節を読んでから登ってみることをおすすめします。深田久弥が何を感じ、何を思い選定したのかということをしみじみ味わいながら登るのも一興ではないでしょうか。
ただ、文体がちょっと古めかしいので読みにくいのが難点です。
マイナーだけどぜひ読んでほしい山にまつわるマンガ
- 未亡人登山
- 山を渡る
未亡人登山!?未亡人が登山?すごいタイトル。山を渡るっていう表現も素敵だね
未亡人登山はタイトルでびっくりするけどいいストーリーだよ
未亡人登山
喪服の女性と谷川岳で出会うというとても奇想天外な1話から始まるこの漫画。第一話の印象と打って変わって大人向けの登山漫画という印象です。
山好き(山バカといってもいいかも)な主人公の青年・加賀山。クライマーである夫を事故で亡くした椿。
この二人を中心に1話につき1座で話は進んでいきます。
全2巻なのですが、1巻では淡々と二人で山に登るだけなので、未亡人っていう設定の手前、何事も起きないのかなと思っていたら2巻から急激に話は進んでいきます。
話の展開でキーを握るのが加賀山の会社の後輩の桜子。この2人+1人で恋愛模様に進んでいきます。加賀山が未亡人に恋することに対する葛藤と抑えられない気持ちの狭間で揺れ動く様が一座登るごとに深まっていきます。
でも、読んでいてさわやかな気分になるとても気持ちの良いマンガです。
景色の描写がとても美しく、低山からアルプスなどの高山までとても魅力的に描かれています。
読んでいるとこんな雄大な景色を見に行きたいという衝動に駆られます
景色だけでなく登山装備の描写もきちんと細かく描かれていてこだわりを感じます。
登山初心者の人にも登山玄人にもお勧めできる山登り好きにはぜひ一度読んでもらいたい。
2巻で連載終了してしまったのですが、続編が出来そうな終わり方で終わっています。ぜひ続編を作ってもらいたい。
山を渡る
大学のガッツリ山岳部に登山経験のない3人の女子が入部したところから話は始まります。
1巻は雨の中高尾山に登ったり、登山の三種の神器であるレインウエア・登山靴の中古を修理したりします。
ガッツリアルパインと初心者登山が両方繰り広げられストーリーは進んでいきます。
大学の山岳部の人たちはこんなノリなのかなと疑似体験できるストーリー。
現在も連載は続いています。
直接山には関係ないけど山好きに読んでもらいたいマンガ・小説
- スーパーカブ
- MOGUMOGU食べ歩きくま
スーパーカブってバイクだよね?
くまちゃんはかわいいなー
そうお蕎麦屋さんや新聞配達で使われるバイクにまつわるお話だよ
スーパーカブ
HONDAが、いや、日本が世界に誇る工業製品。ホンダの原付スーパーカブと中古でカブを購入した内気な天涯孤独の女子高生がカブを通して様々な人と交流を広げていくお話です。
小説は現在6巻まで出ていて、コミカライズもされており、アニメ化も決定しています。
山好きの人たちにおすすめなポイントは舞台が山梨県の北杜市であること。南アルプスに山梨側から行く人たちにとってはここら辺のことかなと想像がつきやすいです。そして、ところどころ南アルプスの林道がでてきたりとあそこらへんのことかなと想像しながら読むのも楽しい。
そして、3巻ではなんとカブで富士山の登頂を目指します。
今では環境保護などで富士山にバイクで乗り込むことはできなくなりましたが、昔は本当にバイクで富士山の登頂を目指す輩がいたそうです。
クロスカブを所有しているので、山でこんな冒険をしてみたいという妄想をしてしまいます。妄想止まりで実行に移す気はありませんが。。。
MOGUMOGU食べ歩きくま
LINEスタンプでおなじみの「自分ツッコミくま」
そのくまちゃんがいろいろなところにおいしいものを食べに行くというマンガです。なんといってもくまちゃんがかわいい。読んでいてほのぼのします。
そして、1巻の1話が高尾山です。高尾山のいろいろなグルメを食い倒れるというストーリー。これを読んだ後どれも食べたくなってしまって、実際に高尾山に食べに行ってしまいました。
たくさんおいしそうなものが出てきますが最もおすすめなのが蕎麦屋の高橋家。くまちゃんもお蕎麦と小天丼をセットにして食べていましたが、その組み合わせで食べるのがオススメです。
あと、この話を読んだ後で、高尾山のリフトに乗るとリフトの音が「ビバ・ビバ・ビバ・サンバ!!」とサンバのリズムに聞こえてしまうのは間違えなしです!
高尾山に登った時の記録
おわりに
個人的好みでいろいろご紹介してきましたが、どれも本当におもしろいのでぜひ読んでみてほしいです。
他にも「岳」など有名なお話もありますが、あえて外させてもらいました。
ここに出ていないものでおすすめだよっていうのがありましたらぜひ教えてください。
今回紹介したものたちその他
ケンカを繰り広げるだけという問題作
なでしこのヤバみがヤバい問題作