かき氷を食べに 丹沢・大倉尾根を登り、塔ノ岳へ
新緑溢れる真夏のような5月のある日。
塔ノ岳へ行ってきました。
塔ノ岳へは毎年、夏山シーズンの始まりの前に行って体力測定をするのにもってこいの山です。
今回はどのくらいの時間で登れるかな。
- 丹沢きっぷを買って渋沢駅へ
- 大倉に向けてGo!
- 大倉にコンビニが
- 登山開始
- 分かれ道
- さぁ、ここからが本番
- 景色が綺麗
- 堀山の家で休憩
- まだまだ続く階段
- やっとたどり着く花立
- 登山道が整備されている
- 到着!
- 下山
- 牛乳プリン
- お疲れさまでした。
丹沢きっぷを買って渋沢駅へ
丹沢方面(大倉起点)に行くにはやっぱりおすすめの丹沢・大山フリーパス
今回は大山ケーブルには乗らないので、Bきっぷの方を購入します。
横浜駅から相鉄ー小田急ー神奈中バスと1枚のチケットで往復できちゃうのがいいね!
丹沢方面に行くときにいつも分からなくなるのが、秦野駅か・渋沢駅か・新松田駅か問題。
そのどこからでも丹沢方面へバスが出ているのですが、全然違う登山口へ行ってしまう。
今回は大倉なので渋沢駅です。
渋沢駅の列車接近の音楽がZARDなので毎回なんだか懐かしい気持ちになる駅。
大倉に向けてGo!
大倉行のバスはハイシーズンになると臨時便が結構な頻度で出るのであまりバスの時間を気にせずに乗ることができます。
渋沢駅から大倉バス停まで約15分程度。
だいたいバスは満員のことが多いのですが、道も曲がりくねっていることもないので敢えて座れるバスを待つ必要はないと思います。
大倉にコンビニが
大倉バス停へ到着。大倉バス停付近は登山基地という感じで、大きな公園になっていて、ビジターセンターや登山届ポストなどがあります。
そこになんといつの間にかコンビニが出来ているのです。
以前は「どんぐりハウス」というなぞの売店があったのですが、「ポプラ」というコンビニになっていました。
品ぞろえもちゃんとしたコンビニになのでもうそこで食料から行動食まで調達できてしまいそうです。
登山開始
登山届を提出して、登山開始です。
大倉からは鍋焼きうどんで有名な鍋割山と塔ノ岳へ行けるのですが、迷わないようにきちんと道標が整備されていました。
この日は5月というのに30度近い気温で灼熱の日だったので、日焼け止めをばっちりと塗りたくります。
大倉近くの駐車場は満車でした。
テクテクアスファルト舗装の道を5分程度あるいていくと
ここが多分登山口。
いつもの彼女に挨拶しよう・・・・
い、、、いない!
丹沢の女神丹沢クリステルがいないではないですか。
いない・・・悲しい。
しかし、悲しんでいる場合ではありません。気を取り直して登山開始です。
分かれ道
最初のうちは緩やかな森林の中を歩いていきます。
一軒目の山小屋(売店?):観音茶屋をすぎてしばらくすると道が二手に分かれます。
道しるべはどっちも塔ノ岳を指しています。
どっちいっても距離は同じという風に書いてあるのですが、個人的には右に進むのが好きです。
左に進むと鳥居があり、そして、おいしい湧き水が湧いているところがあったりします。
でも先を急ぐなら右。
それにしても、道しるべの後ろの看板が気になる。
なんだこの生物は!謎の生物。というより謎の模様の生物です。よく見るとカンガルーなのでしょうか。
この分かれ道を過ぎると気持ちいい尾根道にでたりと、割とハイキング気分で楽しく歩けます。
こういう登山道にでると「ずっとこんな道が続けばいいのにな」なんて思ってしまいますが、登山に来ているので、登らない道が続いたら本末転倒です。
この先に、見晴茶屋という山小屋があるのですが、営業しているのをみたことがありません。
オーナーらしき人がウッドデッキで「土足禁止だよ」って言っているのをみたことあるんですが、ここは営業しているんでしょうか。
さぁ、ここからが本番
見晴茶屋を過ぎたところから大倉尾根の本番です。
登山者が口々に「さぁ。ここからだ」という声をあげているのが漏れ聞こえてきます。
ここからだらだら続くバカ尾根の始まりです。永遠と続くかと思われる階段。
体力のない人にとってはとてもつらい道のはじまりです。
途中まで登り、休憩、また登り、休憩の繰り返しです。
ふくらはぎに乳酸がたまってくるのが分かります。筋肉が熱い、痛い。
景色が綺麗
つらいつらい大倉尾根もたまにご褒美をくれます。
アメとムチです。
ご褒美一つ目
緑のトンネルの中を歩いていきます。
丹沢というと「ヒル!ヒル!」と大騒ぎする人がいますが、今のところ自分はヒルに遭遇したことありません。快晴の日にいけばいないんじゃないかって思ってます。
でも、ヒルは木から飛び降りてくっついて来るらしいので、こんな木が茂ったところだと危険かもしれませんね。
ご褒美その2
ちょうどツツジのシーズンにぴったりだったのできれいなツツジを見ることができました。
丹沢はツツジでも有名ですね。とくに西丹沢の方はいろいろなツツジが見れます。
堀山の家で休憩
そんな感じでえっちらおっちら歩いてやっとこ、堀山の家にたどり着きます。
この周辺にはベンチがいっぱいあるので何はともあれ休憩です。
持ってきたお菓子をパクパク食べて栄養補給をしました。
顔はめも置いてあります。でも、ここから顔を出す勇気はありませんでした。
まだまだ続く階段
休憩して、体力も回復したところで、また歩き始めます。
ちょっと歩くと富士山も見えました。
こんなに雲もなくはっきりと富士山が見えるのはめずらしいです。
しかし、まだまだ続く階段
だんだんと標高を上げていくとまわりの様子が変わってきます。
木が少しずつなくなってくるのです。空が広がってきて気持ちいいのですが、その分、日光を直接受けるようになります。まぶしいのでサングラスを装着です。
やっとたどり着く花立
直射日光を受けながら階段を登るようになるとだんだんと希望が見えてきます。
もうここは今日のビクトリーロードといってもいいでしょう。
見えてきました。
お!
そうです氷!旗の上に書いてある鳥の模様がなんだかおちゃめ。
ここ花立山荘はかき氷で有名なのです。
今日はこのかき氷をおいしく食べるために登ってきました。
かき氷というといつもイチゴのシロップを選んでしまいます。保守的。。。
今回もコーラ味のシロップがあって迷ったのですが、イチゴを注文していました。
今度は冒険してほかの味を頼んでみよう。
今日みたいな暑い日にかき氷は体に染み渡ります。食べた瞬間体の中から、クールダウンしていくのが分かる感じがします。
かき氷。おいしい。
ここで、今日の目標が果たされてしまったので、下山しようと思ったのですが、もうひと踏ん張りということで頂上を目指すことにしました。
登山道が整備されている
花立を過ぎると登山道の様子が一変してきます。
この登山道の様子。神奈川県にあるとは思えない感じです。まるで南アルプス。
そして、今回思ったのが登山道が整備されているということ。
前は手を使わないと登れないようなところだったのが、岩にステップが切ってあったり、きちんと橋をかけていたり。
もともとは右側の崩壊した方に登山道があったのですが、直すだけでなく、手すりを付けてより歩きやすくなっていました。
そんな感じのところが何か所もありました。神奈川県か秦野市かわかりませんが、直してくれて、歩きやすくしてくれてありがとうございます。
進んでいくと、また分岐に出ます。塔ノ岳方面と鍋割山方面に分かれます。
ん??
金冷し。
この地名はなんだか「ん?」って思います。丹沢にはここ以外にも「金冷し」があります。
語源はいろいろな説があるそうなのですが、風が通り抜けるところとか肝を冷やすようなところなどが有力なようです。
到着!
そんなこんなで本日2度目のビクトリーロード
この階段を登りきったところが山頂です。
山頂に到着です。休憩時間も入れて3時間半ちょっと。なかなかの好タイムで登ることができました。
体力はまだ落ちていなかったようです。
山頂にはたくさん人がいます。
富士山を見ながらお昼ご飯
いいものですね。
買ってきたお昼ご飯を食べて下山開始。
下山
十分に山頂を堪能したので、そそくさと下山します。
今日は来た道を戻ります。
帰りにまたかき氷を食べようかと思ったのですが、
水を飲みすぎてしまいお腹タプタプ・・・なので諦めました。
大倉尾根は登りもつらいですが、階段が続くのが、山でも地味につらいです。
とくに下山が苦手なので、太ももあたりに疲労が蓄積してきます。
のんびりのんびり下山しました。
牛乳プリン
下山の楽しみにしていたものが一つあります。
それは登りの時には閉まっていた観音茶屋で売っている牛乳プリン。
いつも見かけていて気になっていたのですが、時間がなかったりでなかなか買えませんでした。
今日は時間もあるので購入。
じゃーん
牛乳プリンというより牛乳寒天といった方がいい気がします。
中にフルーツが入っていて、とれたて牛乳で作っているそうです。
疲れた体に染み渡る甘味。とてもおいしかったです。
大倉尾根に行ったらぜひ食べてもらいたい逸品です。
お疲れさまでした。
というわけで、無事に下山完了です。大倉ではバス停に列ができていました。
もう何度も登っている大倉尾根からの塔ノ岳。でも、何度登っても楽しいと塔ノ岳。
登っているときはなんてきついんだ!って思うけど、それに見合うものを見せてくれる塔ノ岳。
ぜひ皆さんも登ってみてください。
今日は食べなかったけど、渋沢駅にあるこのラーメン屋さん。登山後におすすめです。