熊谷のお隣の『行田』でディープスポットとB級グルメを堪能する
マイナーな行田ですがそこにはおもしろスポットやらB級グルメなど
楽しいものがたくさんありました。
一応登山ブログってことでこのブログを始めたのですが、全然山のことを書いていない気がします。
でも、今回はあるものに『登れる』と聞き行ってまいりました。
登るという言葉に登山者は弱いのです。
びっくりオートレストラン鉄剣タロー(2020年5月末閉店)
まずは登る前に寄り道です。
ここ行田にはオートレストランという近未来的な響きのものがあると聞きそこに立ち寄りました。
近未来的なネーミングとは似ても似つかぬ昭和的な雰囲気。令和の時代に似合わぬ雰囲気です。よく言えば古き良きアメリカのドライブインのそれ。。
中に入ってみます。
ところ狭しとレトロな自動販売機が並べられています。
遠い遠い記憶の中で見たことがあるかもしれない自動販売機。
こんな自動販売機が現在進行形で稼働中なのがここ「鉄剣タロー」なのです。
ハンバーガーやトーストなどの洋食だけでなく、みんな大好きカップヌードルやうどんの自販機もありました。
ちなみに、そば・うどんと書いてありますが、都合によりうどんしか販売してませんでした。
こんなにたくさんのレトロ自販機を前に胸がいっぱいになってしまい実食はできませんでしたが、この雰囲気は文化財ものだと思いました。
自販機以外にもレトロゲームなどもあり昭和テイストが好きな方は楽しめるのではないでしょうか。
登れる古墳
気を取り直して(?)本日のメインイベントであるある場所へ移動します。
そうそれは埼玉県の名の由来にもなった「さきたま古墳群」です。
さいたま市という輩が出てきてしまったせいで、何が何だか分からなくなっていますが、埼玉県の名の発祥の地はここ行田「さきたま古墳群」なのです。
この古墳群からは国宝の「鉄剣」が発掘されています。
先ほどのオートレストランの名前なのですが、ここから発掘された「鉄剣」に掛けて鉄剣タローと名付けられたようです。なんでタローなんでしょう。
ここの古墳のうちのいくつかは登れることができるのです。
登れると聞いたら登るしかない!登山者の血が騒ぎます。
・・・・・
登り始めて1分。登頂です。
意外にも古墳からの景色は絶景です。
そして、横浜人である私は埼玉に来るといつも思うのですが、あまりにも平野すぎる。横浜は大体、山あり谷ありなのでこんなにだだっ広い平らな場所は驚きです。
忍城を攻めた話:『のぼうの城』が一時ブームになりましたが、そのときに石田三成が陣を張ったといわれるのがこの古墳だそうです。近くには水攻めの時につくった石田堤というのも残っています。
もう一つの登れる古墳である稲荷山古墳には埋葬の様子が表現されています。
こことは別に少し歩いたところには将軍山古墳というものがあり、古墳の中の様子が再現されています。
古墳好きな方はぜひ行くべきところだと思います。
B級グルメを食べつくす
古墳を堪能しつくしたらお腹がすいてきたので、腹ごしらえへ移動です。
今回は行田のB級グルメを食べることにします。
じゃーん!
テッカテカのゼリーフライです。
ゼリーフライといってもゼリーが入っているわけではありません。
銭フライが訛ってゼリーフライになったとか。
おからとお芋で出来ているので衣がないコロッケのようです。
外はサクサク・中はしっとりモイスチャーな感じでおいしいですよ。
続きまして、行田の2大B級グルメのもう一つ
フライです。フライといっても揚げてはいないようです。
フライパンで焼くからフライなようです。
お好み焼きの具が極限まで少なくなった感じです。
これもまたもちもちでおいしいです。
安いのにお腹いっぱい。
今回訪れたのはこちらのお店。かねつき堂です。いい雰囲気です。
フライがおいしいおすすめのお店は
鴻巣市ですが
こちらなんかもおいしいそうですよ。
ちかくに行ったらぜひ!
陸王の撮影地でお散歩
ゼリーフライとフライでお腹いっぱいになったのでお散歩です。
行田には忍城というお城があるのですが、そこから少し歩いたところに水城公園というところがあります。
「水上」ではなく「水城」
水攻めのお城押しがヒシヒシと伝わってくるネーミングセンスです。
なんとこの水城公園であの大ヒットドラマ「陸王」の駅伝のシーンやランニングのシーンが撮影されたところなのです。
マラソン足袋のドラマだけあって大体走るシーン。
そんなこともあり走るのに適した遊歩道が池の周りに張り巡らされていました。
この日は閉まっていましたが池のほとりにはおしゃれなカフェな洋館もあったりしました。
そんなこんなで、行田を堪能しつくした一日なのでした。
東京から1時間ちょっと。
ちょっとした小旅行気分で行けちゃう行田市。
他にも蔵とか古代蓮とか楽しめるものがあります。
「風が語り掛ける街」行田にみなさんも行ってみてはどうでしょうか?
~うまい、うますぎる~