【公共交通機関で行く】紅葉が見ごろの那須岳へ行く【新幹線とバス】
那須岳はロープウェイがあり標高を楽してあげられ、その上、茶臼岳までは登りの時間も短く、そのわりに絶景なので登山を始めたばかりの人にかなりおすすめの山です。
新幹線のお得なきっぷ情報・那須岳へのアクセス・登山後の夜ごはんなどの情報も書いてみました。
アクセス
東京駅から新幹線で那須塩原へ
なすの251号:東京(7:00)~那須塩原(8:08)
今回はえきねっとでトク15を購入しました。
トク15とは15%オフで特急券と乗車券が買えます。
今回はグリーン車に乗って片道¥6,440でした。
JR東日本のえきねっとでは一部の列車で割引の特急券付き乗車券が販売されます。前もって山行が決まっている場合は発売日当日(乗車日の一か月前)にすぐに申し込むといいでしょう。すぐ売り切れてしまうので、早めに買うことをおすすめします。
割引は乗車の13日前までに申し込むと最大25%オフです。
那須塩原駅でバス乗車券を買いバスで那須ロープウェイ駅へ
8時半以降でしたら駅の中の観光案内所で乗り放題のバスチケットが買えます。今回は開いていなかったので、バスの中で購入しました。
往復だけでも元が取れ、ロープウェイも割引になるのでぜひ買いましょう。
バスに揺られること約1時間強。道中、後ろの席の帰りに温泉に入りたい男とあまり乗り気ではない女子の駆け引きを聞きながら、那須ロープウェイ駅にバスはたどり着きました。
今回は終点の手前で駐車場に入る車が渋滞していたため、運転手さんがバス停でないところで途中下車させてくれて10分ほど歩いてロープウェイの駅まで行きました。
バス会社のホームページを見ると休日は渋滞で結構遅れていると書かれていたので休みの日に行く方は要注意です。
ロープウェイに乗り込む
ロープウェイの窓口でバスチケットを見せて乗車券を購入します。
通常¥1,800のところ1割引の¥1,620になるのでお得です。
この日は即位礼の前日の平日だったためか、思ったほど混んではいませんでした。ロープウェイに乗るために並びはしましたが、満員で乗れないということはありませんでしたが、平日でも結構人が多かったので紅葉のハイシーズンかつ休日だった場合、かなり混みそうだなと思いました。
ロープウェイで並んでいるときにやたらワンちゃんが多いなとおもったのですが、どうやらゲージを用意したりしてロープウェイ会社が積極的に犬と一緒に登ることを推奨しているようでした。
茶臼岳への道 急坂
準備運動をしてから登山スタートです。
登り始めは整備されていてとても歩きやすい道です。
これは楽勝かなーと思っているとだんだんと火山っぽい様相に変化してきます。富士山にも似ているような岩々した登山道。登りは結構な斜度です。でも、アスレチックみたいで楽しいかも。
頂上かなっと思ったら那須岳三角点
三角点のあたりは地面の色も赤っぽくなってきてより一層火山っぽい感じになります。
三角点から10分、ロープウェイからはのんびり歩いて40分ほどで茶臼岳の頂上に到着です。
なんだかあっさりと登頂できました。
頂上には那須岳神社もあるので行ってみましょう。
山頂は広くもなく狭くもなくって感じですが、ごつごつしているうえに風も通って寒いので、ご飯休憩には適さないかなというかんじでした。
でも、景色は格別
茶臼岳の名前の由来になった臼のような火口。火口を一周、お鉢巡りもできます。
ここでこの先、どこに行こうか考えました。計画では那須岳最高峰・三本槍岳を目指そうと考えていたのですが、ガスガス過ぎて行っても何も見えない。
そのため、茶臼岳の裏側にある姥ヶ平を目指すことにしました。
ガスが噴き出る
茶臼岳の火口を半周ほどまわり姥ヶ平への分岐を曲がります。
テクテク歩いていると、ジェット機のような音が聞こえてきました。
ゴーゴーシュー
こういうのを見るとここが火山だということを再認識します。匂いも硫黄のような匂いがただよっています。地面も黄色です。
行く前には必ず火山情報を確認しましょう。
姥ヶ平へ
シューシュー噴き出る湯気を後にし、姥ヶ平方面へ進みます。
ここら辺はアップダウンも少なく歩きやすい道です。
だんだんと紅葉の谷が見えてきました。
ここが今から目指す姥ヶ平です。紅葉は少し色あせてしまっていますが、それでも絶景です。まるでムーミン谷のよう。
そして、目を上にあげるとまた違った絶景が見えます。
牛ヶ首の分岐を分かれ、ぐんぐんと下っていくと姥ヶ平に到着です。
お昼ご飯
姥ヶ平は名前の通り平原でしかもベンチがたくさんあるのでお昼ご飯を食べるのにぴったりです。
絶景を見ながらお昼を食べることにしました。
さっきのシューシュー湧き出る湯気も見えます。絶景をおかずにご飯をたべることにします。
今年は紅葉の色合いがあまりよくないとのことですが、それでも素敵な景色です。紅葉の調子がいいときはどんだけ絶景になるのかと想像を絶します。
池に行く
お昼を食べてお腹もいっぱいになったので、出発です。ちょっと先に池があるので見に行きます。
池に通じる道は細い木道なので気を付けて進みます。前から人が来ちゃうとすれ違えないので、途中にある太くなっているところでやり過ごします。
自分が行ったときはすれ違うところがあるのにグングン進んできちゃった人がいたので自分が来た道をかなり後退することになってしまいました。注意して譲り合って進みたいものですね。
ここの池はリフレクションの絶景が撮影できるようなのですが、木道からおりないとその写真は撮影できません。木道から降りないでくださいと看板が立っていたので、我慢して木道の上から撮影しました。
それでもいい景色です。
いい景色を充分に堪能したので、牛ヶ首を通り下山します。下山時はガスが結構でてきてしまったので、景色はあまり見えませんでした。
バスで那須塩原駅へ
ロープウェイで降りるとちょうどよくバスが止まっていました。でも、たくさん人が乗っていてほぼ満員状態だったので一本後のバスに乗ることにしました。
そうすると前のバスと比べると空いていてほぼ全員座ることができました。バスの本数も割と多めなので混んでいるときは一本待ってもいいと思います。
行きのバスで後ろの男女が温泉についてやり取りをしていましたが、那須岳は下山後によれる温泉がいろいろあるようです。そして、バスチケットを買っていれば途中下車も可能なので、温泉好きな人は行かない理由がありません。
営業時間・料金案内|那須温泉 鹿の湯l千三百年続く静寂と癒しの湯
ロープウェイからバスで10分くらいで湯本温泉というところにつきます。ここは昔ながらの温泉っぽくて素敵でした。
殺生石・賽の河原という観光地もあるので途中下車温泉におすすめです。
那須高原の名勝地「殺生石」は九尾の狐伝説が今も生きている | 栃木県 | LINEトラベルjp 旅行ガイド
下山後のごはん
那須岳のロープウェイには立ち食いソバくらいしか食べるものがありません。
ちょうど夜ごはんはどうしようかと迷う時間帯です。
選択肢は3つほどあります。
この選択肢の中で自分は3番を選びました。新幹線のきっぷを買ってしまっていたので、ほかに選択の余地がなかったのですが。。。
定食屋はちょっとローカルすぎる感じがして勇気がでないのでやめました。はなの舞は那須まで来て食べることもないかなと思ったのでやめました。
最後の選択肢:駅の待合スペースにあるカフェ
これが意外にも当たりでした。
那須の地元の食材を利用していて、ラーメンの麺もおいしいものをつかっているようでエキナカのカフェで出すような味とは思えないおいしさでした。
ソフトクリームも那須の牛乳でつくっているそうでとてもおいしかったです。新幹線を使う方はここおすすめです。
駅の待合室なんですが、勉強している高校生がたくさんいました。都内だとカフェとか図書館で見られる光景が駅にあるのが少し不思議でした。
そんな中でこんな匂いを出して申し訳ないというきもちに若干なりますがとてもおいしいです。
那須岳をふりかえって
那須岳は東京からもアクセスも良くロープウェイもあるので手軽でおすすめです。
その反面、観光気分でスニーカーとかで山の上の方まで来てしまう人がいるので少し危ないなと思うこともあります。
ちびっ子があるいているのですが、結構距離を詰めてくるので岩々しているところは落石に必要以上に注意をする必要があります。
同じように犬をリードにつながないで登ってくる人もいるので犬嫌いな人は犬にびっくりして滑落しないようにとか逆に犬に石を当ててケガさせないように気を付けたりしなきゃなと思います。
道の譲り合いなども登山をしている人同士は阿吽の呼吸で出来るようなところもありますが、そこらへんも難しい時もあるので気を付けて登った方がいいなと思った山でした。
ロープウェイから姥ヶ平までの道のりの動画です