【ハイキング気分で】電車とバスで霧ヶ峰を練り歩く【ボルシチ】
ゆるりとハイキングがしたくなり霧ヶ峰まで行ってきました。
霧ヶ峰は都内からのアクセスも良く自然豊かで四季折々の美しい景色を楽しめておすすめです。
霧ヶ峰といえば三菱エアコン霧ヶ峰を連想しちゃいますが、晩秋ということもあり、温度設定が細かくできないエアコンのごとく冷風が吹き付けてきました。
夏のさわやかなイメージとは一味違う枯れ野原の寂しささえ漂う晩秋の霧ヶ峰をたっぷりハイキングしてきました。
無計画で行ってしまったため、思いがけずハードハイキングになってしまいましたが、それはそれでいいのです。
都内から霧ヶ峰までの アクセス
霧ヶ峰の最寄り駅は茅野駅か下諏訪駅です。そこからアルピコ交通のバスに乗り換えていくことになります。
個人的なオススメは茅野駅での乗り換えです。茅野駅にはアルピコ交通の窓口がありますので、そこで往復切符や一日乗車券を買うことができます。
降りるバス停と乗るバス停が違う場合は一日乗車券を買いましょう。
新宿駅から茅野駅まで
今シーズン(2021年3月末まで)はJR東日本がお先にトクだ値スペシャルという大胆にも特急券・乗車券が50%オフになる企画があるので、前もって予定を立てている方は利用した方が断然お得です。片道料金で往復できちゃうというお得感。
公共交通機関勢にはとてもうれしい企画です。
しかし、乗車日の20日前までに予約・後続列車には乗車できないなど制限があります。
えきねっと(JR東日本)|えきねっとトクだ値>お先にトクだ値スペシャル(乗車券つき)
茅野駅から霧ヶ峰まで
茅野駅からはアルピコ交通のバスに乗り換え霧ヶ峰に向かいます。
霧ヶ峰の最寄りバス停は車山高原か車山肩です。車山高原はリフト乗り場やレストランがありスキーリゾートっていう感じのところです。
車山肩は降りてすぐハイキングできるような場所ですが、数分歩くととある山小屋があったりします。
今回は車山高原で降りました。
茅野駅から車山高原までのバスは夏ダイヤと冬ダイヤがあり、公共交通機関で霧ヶ峰をたっぷり楽しむためには夏ダイヤの時期に行かなければなりません。
今回乗った茅野駅9:20発のバスは夏ダイヤしかありませんので、これからの冬ダイヤ時期は都内から公共交通機関を使うと10:20発のバスに乗ることになります。
おおむね毎年10月末ぐらいの週末まで夏ダイヤで運行しています。
詳しくはこちら
今回のアクセスルートはこんな感じです。
車山をめざす
霧ヶ峰とは丹沢や八ヶ岳のようにそこらへん一帯をあらわす地名のようです。
Wikipediaによりますと
ガボッチョっという地名が気になります
ガボッチョという山名に心惹かれるところですが、まずは霧ヶ峰最高峰の車山をめざすことにします。
リフトに乗ってGO
車山へは車山高原や車山肩から歩いて登ることもできますが、楽ちんハイキング派におすすめなのがリフトです。
車山高原から車山山頂まで歩いていくと1時間強の登りですが、リフト2本乗り継いで、わずか15分。
しかも、ラクしながらスリリングな絶景を楽しめるので乗るしかありません。
このリフト多分スキー用のリフトだと思うのですが、地面までの高さがとても低い。雪が積もったら、足が着いちゃうのではないかと思うくらい低いです。
晴れていて清々しいので、どこを見ても絶景です。
絶景に見とれているうちに、あっという間に到着です。
リフトを降りると
リフトを降りるとなんか額縁がありました。
オシャレスポットにあるアレです。映えるやつです。絶景を切り取っちゃいましょう。
他にもいろいろ工事中だったのですが、どうやらテラス的なものを作っているようです。
最近、流行ってますよね。絶景テラス。
車山山頂に展望テラス設置へ 茅野市 – Nagano Nippo Web
2020年12月に竣工予定だそうです。冬のスノーハイクの時期ですね。
冬の霧ヶ峰もまたとても良いところですよ。
車山といえば
霧ヶ峰・車山といえば、そうあの真ん丸球体。
車山山頂にそびえる気象レーダー。
どどーんとそびえ立つレーダー。
そしてあっという間に車山登頂です。
このレーダー遠くから見ても目立つのですが、遠くから見ると・・・・
ってクイズ番組のあれに見えて仕方ないのです。
車山の山頂で景色を堪能したので本日のメインイベントを目指すことにします。
霧ヶ峰と言ったらあの山小屋カフェ
霧ヶ峰に行ったら行かなきゃ損な場所があります。むしろここをお目当てに来てもいいくらいオススメなお店です。
というわけで、心躍りながら進んでいきましょう。
歩きやすい登山道
車山から車山肩方面は道幅も広く比較的歩きやすいです。でも、岩がゴロゴロしているのでやっぱり、トレッキングシューズ以上の靴を履いた方がいいかもしれません。
また、眺めもとってもきれいで、これぞ高原という感じの景色が広がります。
ふと空をみるとグライダーが飛んでいました。
霧ヶ峰にはグライダーの飛行場があるそうです。運が良ければグライダーが飛んでいるところを見えるかもしれません。
気持ち良く景色を眺めてあるいて、30分くらい。目的地に到着です。
かわいい山小屋 ころぼっくるひゅって
本日のメインイベント。それはころぼっくるひゅって。
小屋までのアプローチもなんだかおしゃれです。
こちらはカフェになっており、宿泊できるところは別棟になっているようです。
入るとすぐにお土産物が売っていてその少し奥がカフェになっておりました。
まず、席を確保してから注文します。
今回は外の席にすることにしました。
メニューを見て選ぶことにします。お食事らしいものはボルシチかトーストのどちらかになります。
トーストも捨てがたいところですが、ころぼっくるひゅっての名物といえばボルシチです。ここは迷わずボルシチを選びましょう。
パンとドリンクセットにしまして、¥1,350です。
頼むべきものが決まったら発注しに行きましょう。出来上がったら、大きな声で名前を呼ばれるスタイルなのでキチンとお名前も伝えましょう。
しばらく待っていよいよ我々のボルシチができあがりました。
ぼくはハニーミルクセットにしたよ
わたしはドリップコーヒーセットにしたよ
さて、実食です。
ボルシチは意外にも肉がたくさん入っていて食べ応えがあります。とっても奥深い味で、とてもとてもおいしいです。
パンも2種類ついてきて、ボルシチにつけて食べるのもまたおいしいです。
ハニーミルクははちみつの味がやさしくて、風で冷えた体がポカポカになりました。
本当においしいです。霧ヶ峰に行ったら絶対に行くべきところだと自信を持ってオススメできます。
おいしいもの食べてのんびりしちゃいましたが、気を取り直してハイキング再開です。
ロングハイキングスタート
今回の行程図がこちらです。
湿原散歩
ころぼっくるひゅってからちょっと下って車山湿原に行くことにしました。
湿原には木道があってとても歩きやすいです。
小さいお子さんの百名山デビューは霧ヶ峰がいいのではないでしょうか?というくらい歩きやすくて、旅行で来たついでに散策できるのが霧ヶ峰のオススメポイントの1つです。
すっかり秋めいていて気持ちが良い高原散歩です。
蝶々深山に登る
湿原の景色に満足したので、次はちょっと登って蝶々深山というところにいきます。
車山湿原のちょうど北側にあるこんもりとした丘です。
5分ほどエッチラオッチラ登ったら到着。
山頂はプチ蓼科山という感じで平らなのですが、岩がゴロゴロ。でも360度遮るもののない絶景です。
ここで、のんびりコーヒーとか飲んだら気持ちいいですよ。今回は突風が吹いていたので、とても寒くてすぐに出発しちゃいましたが、夏の涼しい時なんかはのんびりするのにおすすめなポイントだと思います。
藪の道を通り物見岩へ
蝶々深山から少し下ると藪まっしぐらな道になります。
蝶々深山くらいまでは、ハイキング気分で行けると思いますが、先を目指す場合はちゃんとした登山靴を履いていないと大変かもしれません。間違ってもヒールや革靴で行かないようにしましょう。
藪は膝丈くらいなのですが、藪によって本来の道が隠されてしまっています。
そして、前日に雨が降っていたせいで、足元がぬちゃぬちゃ。どろどろです。しかし、そのドロドロポイントが藪によって隠されるというとても難易度があがってしまっている道になっていました。滑らぬように慎重に歩きましょう。
物見岩に到着です。
おや、なんか建物がある。
なんか牧場のような建物が物見岩あたりから見えました。
怒涛の下り道
物見岩を過ぎると道は八島ヶ原湿原まで下りになります。
霧ヶ峰っていったら「ゆるハイク」の聖地みたいなイメージですが、蝶々深山から先は結構な登山です。
そして、この物見岩から先の道のりが怒涛の下り。結構危険。
岩がゴロゴロしていて歩きにくく、とても滑る岩の上を歩いて下って行ったり、
九十九折りになった下りがあったりと、ゆるハイクだけでは物足りない人にはオススメな道。
とはいっても、注意深く歩けばそこまで難易度が高いわけではないので、初心者でも充分に歩ける場所ではあります。
怒涛の下りを過ぎて、さっき物見岩から見えた建物の近くまできたのですが、結局なんだかよくわからなかったです。現在は使われていない模様。
八島ヶ原湿原を行く
謎の建物を過ぎるとまた歩きやすい道になります。
そして、巨大な湿原が見えてきます。
ここから遠くに車山のレーダーも見えます。思えば遠くまで歩いたものだ。
この八島ヶ原湿原は上から見るとハート型をしているということで有名だそうです。なので、地方都市あるあるである恋人の聖地だとかなんだとか。。。
個人的にはこの池があるものに見えました。
湿原をのんびり歩いて本日のゴールである八島ビジターセンターを目指します。
八島ビジターセンターの前からバスに乗って帰りますが、このバス停は車山高原バス停などより本数少なめなので、こちらのバス停を使用して帰る場合は気を付けてください。
霧ヶ峰にいってみて
霧ヶ峰は都内からのアクセスもよく、のんびりするだけでも良いしガツガツ歩くこともできるとてもいいところです。
12月になると車山に展望デッキもできるようですし、また一つ楽しみ方が増えるかもしれません。
そして、本当におすすめなのがこるぼっくるひゅってのボルシチ
実は『ゆるきゃん△』でリンちゃんもボルシチを食べています。
霧ヶ峰は1年を通じて楽しめるのでぜひ行ってみてください。
今回遠景はこのカメラを使ってみました。