【秋の散歩】丹沢大山のもう一つの登山口・日向薬師を歩く【意外と彼岸花】
今日天気が良かったから日向薬師の方までハイキングにいってきたよ!
日向薬師??
大山の麓の方にあるんだけど、日本遺産にしていされている仏閣などたくさんあって
歴史や日本の原風景を感じるとことだったよ
それはすてきだね
9月のシルバーウィークの最終日、晴れ間に心惹かれ日向薬師の方までハイキングに行ってきました。
大山といえば、大山阿夫利神社やヤビツ峠から登るのが一般的ですが、ここ日向薬師周辺も実は大山の登山口なのです。
そんな歴史あふれる日向薬師、日向渓谷周辺をうろうろしてきました。
伊勢原駅からバス
伊勢原駅といえば大山に向かう「大山ケーブル」行のバス乗り場でもあり、大山ケーブル方面へは臨時バスが出たりと結構な頻度でバスが来ますが、
日向薬師へ向かうバスは1時間に2本
大体30分に1本くらいの間隔で出ているので、事前に調べてから行った方がいいと思います。
日向薬師方面へも小田急が発行している「丹沢大山フリーパス」が使えますので、今回も購入しました。
伊勢原駅前バス停前の以前お総菜屋さんだったところが、セブンイレブンになっていました。
事前に食料や水を持ってこなかった人も駅前で調達できるようになったのはいいことですね。
バス停に着いたらひっそりと
バスに揺られ約30分。バス終点の日向薬師までやってまいりました。
バスを降りてふと見ると、どうやらひっそり彼岸花祭のようなものをやっているようでした。
今年はやはり新型コロナウイルスの影響で大々的にはやっていないようです。
普段は日向薬師へ向かうバスはあまり乗客がいないのですが、今回は全席埋まるほどの混み方でした。ひっそりとやっていても知っている人は知っているのですね。
今回は彼岸花は目的ではなかったのですが、折角なので見に行ってみました。
棚田と彼岸花
どうやら日向地区の彼岸花祭は私有地をご厚意で開放してくださっているようです。
そんな感じなので、田んぼのあぜ道を歩いて彼岸花を愛でるという感じです。
彼岸花といえば埼玉県の巾着田ですが、今年2020年は花が咲く前に刈ってしまうということなので、残念だなと思っていたところに思いがけずの彼岸花との出会いで感動もひとしおです。
ただ、巾着田と違って密集してたくさん咲いているのではなく、ところどころに自生しているという感じです。
自然のままに生えている様子も日本の原風景という感じでそれはそれでよいものではないかと思います。
日向薬師へ向かう
彼岸花を堪能したところで、今回の目的地の一つ日向薬師へ向かうことにしました。
日向薬師は西暦716年に開山されたという歴史深いお寺であります。また、薬師というだけあり、『病気平癒、特に眼病に霊験ありとして信仰を集める』*1とのことです。
源頼朝の娘の病気回復のために、祈りに来たそうです。
歴史と伝統の日向薬師へいざ参ります。
日向薬師への参道は歴史あふれる石段です。歴史あふれるだけあって若干歩きにくいので歩きやすい靴で行った方がいいと思います。
ここを源頼朝が歩いたと思いとなんだか感慨深い気持ちになります。
参道はほぼ階段が続くので、ひぃひぃ言いながら運動不足の体にムチを打ち登っていきます。
そんな感じで本堂へ到着。
本堂をみてまずびっくりするのが屋根が茅葺屋根なこと。
お寺で茅葺屋根って結構珍しい気がします。初めて見たかも。
まずは本堂の前で蝋燭とお線香をお供えしました。
本堂の中はいかにも歴史がありそうな仏像が立ち並んでおりました。
参拝を終えたので、帰ることにします。本堂の裏手の方には車道がありそちらから帰ることにしました。また、この車道は関東ふれあいのみちにもなっているようです。
(関東ふれあいのみち その1はこちら)
参道と車道を比べると車道の方が歩きやすいですが、参道より距離が長いような気がします。
フラフラと登ってみる
スタート地点あたりまで戻ってきました。
まだ、時間に余裕があったので日向渓谷を遡ってみることにしました。
日向薬師から先に進むといくつかバーベキュー場がありました。
しかも、渓流沿いのバーベキュー場。釣りをしてその魚を焼けるようです。
川魚のバーベキュー、おいしそうです。
今日はファミリーがたくさんいらっしゃいました。
また、日向薬師より先にもいくつか仏閣があり、日本遺産の「大山詣」の構成遺産になっているようです。
所々に「いにしえより伝わりし」と思われる石碑があったり、なんと大友皇子のお墓と伝わるお墓もあったり、歴史好きな人も楽しめるところだと思います。
そんな風に歴史を感じながら歩いていたらお腹もすいてきました。
そうしたら、ちょうどいいところに「ランチ営業中」というのぼり発見。
そこは「クアハウス山小屋」というところで、日帰り入浴もできたり、こじんまりとした食堂もあったり、バーベキューもできたり、なんでもできそうなこじんまりとしたお店でした。
クアハウス山小屋で食す丹沢のめぐみ
腹ペコなので食堂(レストラン)に入ります。
メニューはこちら
メニュー表にはいろいろとおいしそうなものが並んでいますが、今回はニジマスの唐揚げ定食を発注です。
今回は混みあっていたようで少々おじかんがかかりましたが、その待ち時間が最高のスパイスになるというものです。
ニジマスが一匹丸ごと唐揚げになっており、頭から骨までバリボリ食べられました。そして、身はタンパクな味でありながらうま味もあり、フワフワの触感でとてもおいしかったです。
これとは別に鹿肉の味噌漬け焼きとハーブソーセージも食べました。
鹿肉の味噌漬け焼きは鹿肉にイメージしていたワイルドな味はそんなに感じず、おいしいお肉という感じで食べやすかったです。そして、ハーブソーセージはハーブの香りとジューシーさが相まってどちらもおいしかった。
どれもおいしかったので、また大山から下山したときに行ってみたいと思います。ここは知られざるオススメのお店という感じです。
帰宅
本当はジグザグつづら折りの登山道を通って、見晴台方面経由阿夫利神社へ行こうかと思っていたのですが、雲行きが怪しくなってきたので、今回は帰宅することにしました。
というわけで、日向薬師のバス停までテクテク戻って帰宅です。
まとめ
日向薬師周辺はお寺巡りをしたり、バーベキューや釣りもできたり山に行かなくても自然を楽しめるよいところでした。
また、関東ふれあいの道にもなっているので、足を延ばして七沢方面まで抜けて温泉に入ることもできますし、日向渓谷を抜けて大山に登ることもできます。
ぜひ、みなさんも大山と絡めて日向方面に行ってみてはいかがでしょうか。