スノーシューで浅間山を散策する
浅間山は雪山初心者でもそんなに危険なく登れるいい山だと個人的に思っています。
浅間山(黒斑山)へは以前登ったことがあり、そのときにスノーシューコースと書かれている看板を見つけたため、スノーシューもできるのかな?ということで今回はスノーシューリサーチをしに行ってきました。
浅間山へスノーシューへ行こうと思っている方必見のレポートです。
- 新幹線とバスでアサマ2000へ
- 今回のコース
- スノーシュー開始
- 案内がきちんとあり分かりやすい
- 黒斑山へは登れない
- 高峰高原ホテルで昼食
- 高峰山へ向かう
- スノーシューでは登れない
- 山頂
- バスで帰る
- 山行をふりかえって
新幹線とバスでアサマ2000へ
浅間山は公共交通機関で行くことができる雪山の一つ。冬の季節になると登山口まで行くバスがなくなる中、通年で佐久平駅から登山口までバスが出ています。
公共交通機関で登山派にとっては大変ありがたい山です。
今回の時刻表
新幹線からバスへの乗り換え時間が短めなので、電車の中でトイレに行っておくといいかと思います。
今回乗った新幹線は半分以上のお客さんが軽井沢駅で降りていきました。軽井沢のスキー・スノボ客のようでした。軽井沢を過ぎると車内がガラガラになるので、トイレに行くのはこの時間がねらい目かもしれません。
また、佐久平駅からバスに乗った人の中で、登山っぽい人は3組しかいませんでした。意外とバスで行く人は少ないようです。
浅間山へのアクセス(裏技)
スキーバスに乗ってアサマ2000まで行くという方法もあります。新幹線をつかうより断然お得なので、節約したい方にはおすすめの方法です。
ただし、行き帰りバスなので、渋滞に巻き込まれてしまうと時間が読めないというデメリットもあります。
浅間山以外にもスキーバスで行ける雪山が結構ありますので、公共交通機関でいけないって諦めていた方も検索してみるのもおすすめです。
今回のコース
事前に調査したところによると、アサマ2000スキー場からスノーシューコースが黒斑山まで伸びているということが分かりました。
ということで、今回はスノーシューで黒斑山を目指すことにしました。
スノーシュー開始
アサマ2000スキー場の施設をちょいとお借りして身なりを整えました。スキー場発の登山はスキー場でトイレも借りれるし飲み物も買える。至れり尽くせりだと思います。
アサマ2000からのスノーシューコースはアサマ2000への丁字路を背にしてすこし左に行くとあります。
小さくてかわいい見落としそうな看板がありますので、そこがスタートです。
スノーシューを装着していざ出発。
案内がきちんとあり分かりやすい
スタートをするとまずは緩やかな登りです。この日は先行の人がいたのでトレースがついていたので非常にわかりやすかったのですが、コース自体にもオレンジ色のリボンのような布がついていたり分岐にはちいさくてかわいい看板が立っているので迷うことはないと思います。
のんびり登り続けるとちょっとした平らなところに出ます。トレースのついているところを歩いてもつまらないので、ちょっと道を外れてみました。
しかし、ちょっとトレースから外れるだけでもズボーって足がハマります。スノーシューをつけているのでくるぶしくらいまでしか沈みませんが、つぼ足だったら膝ぐらいまで沈むかもしれません。
そして、今回気づいたのですが、スノーシューは後ろに長いのでやや後ろ体重にすると沈みにくい。これは世紀の発見だと思います。
テクテク、ザクザク進んでいくと・・・
なんだこれ??
近づいてみることにしてみましょう。
なんともゆるゆるな手書きの地図。しかし、まるで宝の地図のようではないですか。こういうの中二病心を少しだけくすぐります。
そして、ここらへんがちょうどアサマ2000スノーシューコースと登山コース(中)の合流地点でした。
黒斑山へは登れない
宝の地図のある場所からすこし進むと急に道が険しくなります。
雪が少なめなのか、木の根っこが露出しているところもありました。
こうなってしまうとスノーシューで登るのは無理です。
木に引っかかって転ぶし、スノーシューを壊してしまいそうです。
アイゼンに履き替えて登るという選択肢もありましたが、今回はスノーシューハイクなのでここまでということにしました。
段差の下には氷柱もありましたよ。
高峰高原ホテルで昼食
中コースをスノーシューで歩いて、車坂峠に戻りました。
車坂峠には高峰高原ホテルがあります。日帰り入浴もやっていたり、カフェやレストランもあります。
今回はレストランを利用することにしました。
レストランは2階にあり、とても眺めがよく佐久平を一望できます。
さすがスカイレストランと名付けられているだけあります。
景色自慢だけあって、双眼鏡は窓際に置いてありました。この日はガスガスで吹雪いてきてしまったので、絶景は堪能できませんでしたが。。。
景色はこのくらいにしておいて注文です。
基本的に旅に出たら、「地産地消」を心がけていますので、地元でとれたおいしいものを頼むようにしています。
メニューには地元の素材を使った料理がありたくさんあって迷いました。
迷った挙句決めたのはこれです。
信州たろうポーク豚丼こもろん味噌添え
右上にあるのがこもろん味噌というものですが、小諸の伝統料理なのかなと思っていたら、どうやら最近開発された新グルメだそうです。肉みそでごはんがすすんでおいしかったです。
豚肉自体も柔らかジューシーでとってもおいしかったです。あまりにもおいしかったのであっという間に食べてしまいました。
レストランの雰囲気も店員さんの対応もとても良い感じで行ってよかったと思うところでした。
お腹もいっぱいになったところで出発です。
高峰山へ向かう
まだまだ、時間に余裕があるので、高峰高原ホテルの裏側にある高峰山を目指すことにしました。
高峰山の山頂に神社があるようで登山口には鳥居が立っていました。
登り始めからかなりの急登でつづら折りの登山道を登っていきます。
スノーシューでも登れないことはないのですが、わざわざスノーシューじゃなくてもいいかもしれないという感じでした。
つづら折りを登りきると稜線の道になりました。天気が良ければ景色がいいのでしょうが、この日は吹雪いていて雪が顔に当たり痛いってなりながら歩いていきました。
稜線にでて少し進むとベンチがある休憩所のようなところに出ます。
雪も止んできたのでここで少し休憩です。
スノーシューでは登れない
休憩所から少し進むと道が細くなっていて、雪が少ないせいか低木の枝などがありスノーシューで進めなくなってしまいました。
そのため、ここでスノーシューを断念してアイゼンに履き替えて進むことにしました。
しばらく進むと今度は道が広くなり、ズボズボハマる道になったのですが、アイゼンからスノーシューに付け替えるのが面倒なのでそのまま進みました。
もはや、スノーシューはただの重りです。
少し進んでいくと分岐になります。
ここで高峰温泉と高峰山で分かれるようです。
高峰温泉の方に行ってみたかったのですが、夏に通れる道は冬は閉鎖されているようなので、帰りに遠回りになってしまうため、今回は断念。
いつか行ってみたいと思います。
山頂
分岐を山頂方面へ進むと、歩きやすい稜線の道に出ます。
山頂へのウィニングロードの始まりです。
しばらく進んでいくと岩場が出てきて。。。
山頂の神社です。
大きな剣が刺さっていました。
吹雪が強くなってきたので、すごい勢いで下山します。
バスで帰る
すごい勢いでアサマ2000まで下山した後、スキー場の食事スペースでまったりしました。
リンゴのアイスケーキを食べました。
ケーキセットという名でうられていたのですが、ほぼりんごのアイス。
でも、おいしかったからいいのです。
バスの時間までのんびり過ごしました。
帰りですが、帰りは新幹線を使わず高速バスで節約の帰宅です。
なんとアサマ2000からバスタ新宿まで定期バスが出ているのです。
約3000円で新宿まで帰れてしまう。時間に余裕のある方にはおすすめです。
今回は渋滞で30分ほど定刻より遅れましたがそれでもこの値段は安いです。
ただ、お尻がとても痛くなる。
山行をふりかえって
スノーシューでゆるハイクをめざした浅間山でしたが、雪が少なかったせいかスノーシューはそんなに活躍せず。
でも、おいしいものもあるし、危険も少ないし、アクセスも良い。
雪山初心者にはおすすめのところではないかと思います。
みなさんもぜひ行ってみてください。
私の使っているスノーシューの紹介はこちら