【初テント】初めてのテント選びで迷った挙句モンベルのステラリッジ2を買う
山登りを始めたらいつかはやってみたいテント泊。
テント泊をするにはテントがなければ始まりません。
ネットの評判を見たり、使っている人の使い勝手を聞いてみたり、実物を見たりし検討した結果モンベルのステラリッジテントを買いました。
初めて使ってみての感想も書いています。テントを選びをしている方の参考になればと思いこの記事を書いてみました。
私が買ったテントはモンベルのステラリッジテント2型
2型というだけあって1人~2人用です。
まずはテントの基礎知識から
シングルウォール・ダブルウォール
いろいろ調べたところ山岳用テントはシングルウォールとダブルウォールに分けられるようです。
まずはダブルウォール
ダブルウォールは読んで字のごとく2枚の布で構成されるテントです。
モンベルのステラリッジもダブルウォールテントに分類されます。
メリットとしては布が2枚あることで結露がしにくい・前室が作れるというところです。
デメリットとしてはシングルウォールと比べて重くなる。といっても、山岳用のテントはびっくりするほど軽いです。
シングルウォールテント
布1枚で構成されるテントです。
メリット・デメリットはダブルウォールテントの逆で結露しやすく、比較的重量が軽くコンパクトということです。
まずは初心者なのでちょっと重くても安全安心なダブルウォールテントがいいかなと思いダブルウォールテントにすることにしました。
そして、大きさは1~2人で使えたらいいなということで2人用のテントを買うことにしました。
ダブルウォールテントをいくつか迷う
ダブルウォールテントにターゲットを絞りましたので、いくつか候補を探してみます。
1.ステラリッジテント2(モンベル)
webshop.montbell.jp
今回買ったのはこのテントです。
山の中ではよく見かけるので、安心して使えると思いますが、自分と同じテントがテント場にたくさんあるので、迷ってしまうことがあるとかないとか。
2.ルナドーム2(モンベル)
webshop.montbell.jp
モンベルの中でも比較的新しいテントです。現在、二人用の2型しかないため、大きいものを探している人には候補にならないかもしれません。
3.ムーンライトテント2(モンベル)
ゆるキャン△のリンちゃんが使用していることで、売り切れ続出のテント。2020年に新しいバージョンになりました。
ちなみにリンちゃんは3型を利用しているようですが、現在3型はラインナップにありません。
4.エアライズ2(アライテント)
5.カミナドーム2(ファイントラック)
これらの候補はすべて日本製です。外国製のテントは候補から外すことにしました。
いろいろ調べたところによると、外国製のテントは完全には日本の天候に適合しておらず、強風にあおられ折れてしまったり日本の湿度に耐えられず結露してしまったりすることが結構あるようです。
やはり、日本の温暖湿潤な気候には日本製のテントだ!ということで日本製に絞り込みます。
スリーブ式・吊り下げ式
テントの分類としてもう一つ。テントの骨(ポール)の通し方によって分類ができます。
スリーブ式:テントの布の筒状の袋にテントの骨を通していってテントを張る方式です。
吊り下げ式:テントの骨にフックのようなものでテントの布を吊り下げる方式です。張るの簡単
スリーブ式は思いっきりグリグリ通そうとするとテントの骨が折れてしまう事故が発生することがあるらしいので、簡単に張れる吊り下げ式とすることにしました。
テントを絞り込む
5つ挙げた候補のうち、吊り下げ式はステラリッジとルナドームとムーンライトの3つです。
しかし、ムーンライトテントは山岳用というよりツーリング用に近いということで、風にあまり強くないということなので除外です。
実際、ルナドームとステラリッジテントを実物を見て見比べてみたのですが、底面の面積は同じでもルナドームの方がなぜか広々と感じます。
その理由はルナドームの方がテントポールが垂直気味になっているのと、横にツノみたいに出っ張っている部分があるおかげで中に入っても圧迫感がないためです。
しかし、今のところルナドームには冬用のオプションがなく雪山では使えないです。
ただ雪山をやらないと決めていたらルナドームは本当におすすめです。
中に座っていても広々と感じるのでテント内での生活を大切にする方は買いです。
ステラリッジの方ですが、雪山用のオプションはあるのですが、二人で使うとなるとちょっとせまい。
実際2人で使ってみたところ荷物の整理が下手だったせいか、ザックがテント内に収まりませんでした。
しかし、今後もしかしたら雪山で使うかもしれないという期待感からステラリッジを買うことにしました。
後々知ったのですが、ステラリッジは2019年モデルから吊り下げ式となったそうです。
もし吊り下げ式のステラリッジが欲しい場合は2019モデルを買いましょう。フリマアプリとかで古いの買ってしまうとスリーブ式ですよ。
その他の候補に挙がったテントですが、
カミナテント:お値段が高すぎる。でも、かっこいい。
エアライズ:買った後に縫い目に薬をヌリヌリしないといけないのがめんどくさい。でも、ステラリッジよりちょっと広い。
という理由で結構早い段階で除外しました。
ステラリッジテントの使用感
ステラリッジテントはダブルウォールですが、外側の布である「レインフライ」は別売りです。
何種類か色があるので、好きな色を選びましょう
ステラリッジの内側にはいろいろ吊り下げることができるループがついています。
天頂にフックでライトを吊り下げてみました。
そして、すぐ無くなりがちな袋類をループに吊り下げておいて簡単な荷物入れと片付けの時にすぐ見つけられるようにしてみました。
このループを活用することによってロフトができるという純正オプションもモンベルから出ているようです。
今度はこれを購入して荷物置き場にしようと思っています。
2人用なのですが、二人で使うには狭いです。寝袋二つ置いたらほぼ床が埋まります。テント泊の時はザックも大きいのでザック置き場に困ってしまいました。
今回は天気もよかったのでザックにレインカバーをかけて外に置きました。
あとで、調べてみるとザックは下に敷いたり、テントの壁に立てかけたりして置く人が多いようです。
山岳テントなので風の影響等を考慮し天井が低めでコンパクトなのは仕方ないです。しかし、キャンプだけで2人で使うのならばステラリッジ2はお勧めできません。そのような用途の方はステラリッジ3以上か上にあげたムーンライトテントなどがおすすめだと思います。
しかし、狭い反面、軽いので軽さは登山時には大きなメリットになります。まずは整理整頓の技術を身に着けることで狭いテント内でも快適に過ごす方法を考えたいと思います。
テントの生地薄い
テントを買ってみて思ったのがテントの生地はとても薄い。
これ直接地面に置いたら穴空くんじゃないのレベル
(実際には強度の強い生地なので穴は開かない)
なので、自分はこういうものを買いました。
下にひいてあるのが、グラウンドシートやフットプリントといわれるもの。
これを敷くことによってテントが直接地面に触れなくて済みます。雨の日なんかは染みてこなかったりテントが直接汚れることを防げたりとメリットばっかり。
でも、若干持ち物の重量が増すのでウルトラライトの人は使わないみたいです。
テントを買ってみて
なんといっても外で寝れるというのが楽しい。そして、山小屋みたいに知らない人の隣で寝ないで済むというのもメリット。プライベートな空間を確保できるのはうれしいですよね。
そして、テント場の料金はとても安い。5回くらい小屋泊をしないでテント泊すれば元がとれる。初期投資は大変ですが、結果的には懐に優しいと思います。
しかし、プライベートな空間が確保できたと思って安心すると大変なことになります。テントは所詮、布で出来ているものなので音が漏れます。話し声とか筒抜けですよ。
その時の失敗談がこちら
この記事を読んでもらってテント選びの一助になれば幸いです。
テントでのんびり読書などいかがですか?
のんびり読みたい本の紹介はこちら